浮浪者のおじさんに一ヵ月分の小遣いをあげそうになった

カテゴリー: ほっこりする話
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328:おさかなくわえた名無しさん:2007/08/31(金) 18:52:52

今でも相当だけど私は子供の頃危険なほどのバカで、小4のとき下校中に寄ってきた浮浪者のおじさんに、
「おじさんは病気だけどお金がなくて病院にいけないからお金ちょうだい」
みたいなこと言われて信じて、りぼんを買うつもりで持っていた一ヵ月分の小遣い400円を渡そうとした。

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そしたら一緒にいたTちゃんが
「だめだって!絶対変だよ!」
と止めてくれて、何が変なのかわからない私はTちゃんこそ変だと思い、手を伸ばしてくるおじさんにお金を渡そうと必死になった。
同じく必死で私とおじさんの間に立ち塞がるTちゃん。
私が朝から「今日はりぼんりぼん」とはしゃいでいたのを見てたからだと思う。

そんなTちゃんに向かって、早くおじさんを病院に、などと焦った私はついに、
「私のお金なんだからあげたっていいじゃん!」
とかほざいてしまった。

Tちゃんは泣きそうな顔をして、
「…そんなにあげたいんだったら…私を倒してからにしてよ!!」
と叫んだ。

興奮して思わず口走ったんだと思うけど、私もおじさんもブフー!!と噴き出し、Tちゃんも真っ赤になりながら、そのどさくさにまぎれて私の手を引いて一気に走ってその場を離れた。

2年くらいしてやや分別がつくようになってからふとその時のことを思い出し、Tちゃんにあの時はありがとねと言うと、
「私もりぼん読みたかっただけだよ」
と言っていた。

りぼんなんか読んでなかったくせに(*´ω`)

みんなの反応

1:レノア:2013/10/05 16:36:43

友情っていい!!

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