どんなにちっぽけな力でも出来ることをする

カテゴリー: 深い話
http://omoshiroi-hanashi.com/hukai/2456.html

あるところに多くの動植物が暮らす豊かな山があった。
ある日そこへ雷が落ち、山火事になった。

火は瞬く間に燃え広がり、山は真っ赤に燃え上がった。
里に逃げ延びた動物たちは、途方に暮れて燃える山を見つめた。

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「もう何もかも燃えてしまった。終わりだ…」
「住む場所が燃えてしまって、これからどうしよう…」
動物たちは口々にそう言い、落胆してしまった。

しかし1匹だけ必死に消火活動をしている動物がいた。ハチドリだった。
動物たちは彼女を笑った。指を差して馬鹿にした。
「今更そんなことをして何になる、意味のないことを」
「お前のくちばしで運べる水の量じゃ、火の粉すら消せない」
するとハチドリは静かに、しかし強くこう言った。

「私は、私の出来ることを、しているだけ」

結局山は全焼し、真っ黒な塊となってしまった。
しかしハチドリが必死で消火活動をしたところだけは、何とか燃え残ることができ、そこには1輪の花が咲いていた。

他の動物たちは、自分たちの愚かさに気付き、恥じた。
誰もハチドリを馬鹿にする権利などなかったのだ。
いや、むしろできることすら放棄していた自分達の方が、よっぽど笑われるべき存在だったのかもしれない。

その後逃げ残った動物たちは皆で協力して山に木を植えた。
最初1輪の花しかなかった山は、次第に緑が増えていき、やがて、最初より立派な、美しい山となったのだった。

みんなの反応

1:@@:2013/08/19 10:15:02

良い話だね。

2:ありえない:2013/09/14 17:48:44

おれも自分の環境で神庭って見ようかな

3:   :2013/10/23 23:17:13

やってみたい

4:スタビライザー:2015/05/12 20:47:45

深い話だ

5:面白い名無し:2016/05/20 21:08:32

うーん?

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