フランス人が日本のために作った発電所に残された「謎の箱」

カテゴリー: いい話
http://omoshiroi-hanashi.com/ii/11003.html

146:VIP:2009/12/26(土) 02:35:33.65 ID:rrQIwSYO0

その昔、日本は電力関係の技術の一部をフランスから教わっていた。

日本人は富岡製糸工場と同じように、ぐんぐん技術を吸収して完璧に発電所を動かした。

一年後、フランス人技術者たちは本国に引き揚げていったんだが……
発電所の制御装置には当初から封印された謎の鉄の箱が接続されていた。

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そしてフランス人たちは、その箱についてだけは一切教えてくれなかった。
立ち去るときにも「その箱は絶対にさわらないこと、こわれたら呼んでね」と言い残していったそうな。
 
さて日本人たちは言いつけを守ってはいた。気にはなるけど、下手にいじって発電所を停めたら一大事だ。

だが技術者たちはあの手この手で調べて、やがて出した結論は……
この箱、まったく何もしていないんじゃないの?
そして技術者たちは会社にかけあった。自分たちの技術力にかけて、
これは何もしていない、我々を信用してこれを外させてくれ、と。

さわらぬ神になんとやらという議論もあったが、やっとゴーサインが出た。
そしてその当日、万が一にそなえて万全の体勢を整え、みんながかたずをのんで見守る中で、その箱からのびるケーブルが切られた。すると……
 
何も起きなかった。

溶接されたその箱を開けてみると、中は空っぽだった。本当に、それはただの箱だったのだ。
一同は安堵のため息をついた。技術者たちは胸をはる一方で、
「フランス人め、たばかったな!」といきりたつ人もいた。

でも……とぼくにこの話をしてくれた電力エンジニアは言うのだった。

その箱をはずしたとき、日本の電力は独立できたんです。
そのとき日本はフランスの呪縛から逃れ、電力技術を完全に自分たちのものにしたんです、と。
あれはフランス人が日本に置いていってくれた、卒業試験だったんですよ、と。

みんなの反応

1:咎兵衛:2014/12/03 10:14:11

>>解った後の反応も、試験の答えに入ってたンじゃネェ?
怒るのか、笑って返すのか、民度や民族としての成熟度も計られてたんだヨ(クスクス

2:面白い名無し:2014/12/03 11:13:09

*1
民族がなんやらかんやら言う時点でお前の考えの浅さが伺える。

3:ETU:2014/12/03 13:09:06

なんか感動した。

4:面白い名無し:2014/12/03 13:46:17

ラスト3行にぐっときた
特に「卒業試験」ってワードがいい
映画化できるで

5:面白い名無し:2015/03/20 22:59:55

これがマジなら日本の電力の成り立ちとかを含めたドキュメンタリー映画ができそうやな

6:面白い名無し:2018/05/24 20:41:19

>卒業試験

上手い表現だと思います。
「開けるな」ということは、ブラックボックスです。
その中身を、「開けなくても当てた」と言う事は、「それだけの知識と技術を獲得した」ことの証です。

一休禅師の「本当に困り果てた時、これを開けなさい。それまでは絶対に開けてはならない」で出てきたのが「大丈夫、心配するな、何とかなる」と、どこかで繋がっていそうです。

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