バイト仲間のセクハラに困っていた

カテゴリー: いい話
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個人経営の飲食店でバイトしてるんだけど、周りにバレないやり方で、バイト仲間の一人にセクハラされて困っていた。
相手は私より年上で、オタクっぽい人だけど周りに好かれていたことと、私自身気弱だったので「やめてください」とも言えず、店長などにも相談できずにいた。
でも母にだけは愚痴るような形で相談していた。

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アットホームなバイト先で居心地もいいし、三年続けていたから辞めたくもない。
しかし相手はフリーターでほぼ毎日長時間入っているため、シフトを変えてもどうしても顔を合わせてしまう。
店長に相談して注意してもらおうと思いつつも、勇気が出ずなかなか相談できずにいたある夜、私がバイトを上がる時間に、兄が友達二人(私も仲がいい人達)を連れてやってきた。

「店長お久しぶりです!」
と言う兄達に、セクハラ野郎を含むバイト達は硬直した。

兄 185センチ。目が細くて坊主頭。スーツを着たらそっち系の人に見えなくもない
友1 195センチ。細マッチョであだ名はシュワちゃん
友2 180センチ。サングラスは体の一部と言い張る筋肉馬鹿

みんな気は優しいんだけど、三人でいると私でも少し怖いくらいの容貌だから、みんなかなりビビってた。

兄達は学生時代そこでバイトしてて店長と知り合いだった。
「わー久しぶり、相変わらず人相悪いねぇwみんな怖がってるよww」と店長。

兄達はお持ち帰りの料理を頼んで、出来上がるまでカウンターの端で店長と雑談。

兄「最近ここら辺で痴漢が多発してるみたいで、可愛い妹が心配で迎えにきちゃいましたよ」
と、カウンターのキッチンにいるセクハラ野郎をギロリ。

友1「(妹)は俺らの妹も同然だし、俺らも心配で……」
と、セクハラ野郎をギロリ。

友2「まぁ何かあったら俺の筋肉が火を吹きますけどね」
とサングラスを外し、セクハラ野郎をギロリ。

それに気づかない店長は
「痴漢だなんて男の風上にもおけんな!嫌な世の中だよな全く」
と兄達とワイワイ話していた。

どうも、兄は母から私の話を聞き、友達を誘って様子を見に来てくれたらしい。
セクハラ野郎の容姿を母に話していたこともあって、兄達もそいつが誰かわかり、私が帰り支度をしてる間もとにかくそいつを睨み続けたみたい。
おかげでセクハラはぱったりとなくなった。

ただ兄からは
「世の中にはあえて不細工を狙う痴漢もいる。
 自分が不細工だからって、泣き寝入りしたり、仕方がないとは思うな。
 俺も気が弱いからお前の気持ちはわかるけど、そういうのはハッキリ嫌と言うか、周りに相談しろ」
とかなり怒られた。

不細工は余計だけど、睨みをきかせてくれた兄達に感謝。

みんなの反応

1:面白い名無し:2016/04/08 1:42:07

こいつならいけるとか思われたんやろな

2:ストリーム:2019/09/04 5:43:56

虎の威を借る狐

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