姉ちゃんがでかい荷物を持って俺の引越し手伝いにきた
カテゴリー: いい話
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大学生のとき、一人暮らしのアパートを引っ越すことになった。
俺の友人数人と、電車で45分ぐらい離れた実家から姉が手伝いに来てくれたのだが、なぜか姉はデカイ荷物持参。「?」と思いつつ作業を開始。
昼飯時。コンビニや食べ物屋に行くのも大変な田舎のこと。
俺は見栄はって、 仕出屋に寿司の出前を頼んでおいた。友人らには大好評。
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夕方前には引越し終了。
新居でひとまず落ち着いて、友人らも帰っていった。
が、最後まで残っていた姉が、例のデカイ荷物をもったまま帰ろうとする。
「引っ越し祝いか何かじゃないのか?」と問い詰めても言葉を濁すばかり。
じれったくなってむりやり荷物を奪い中身を見ると――大量のオニギリだった。
「引越しで台所も片付けてるし、みんなお昼に食べるものないだろうと思ったんだけど……。すごいお寿司とか出てきたから、出しにくくなっちゃった」
恥ずかしそうに苦笑する姉。俺は泣きそうになった。
もちろんそのオニギリは全部ひきとって、ラップにくるんで冷凍保存し、一週間かけて全部食べた。
最高にうまいおにぎりだった。
みんなの反応
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1:おもしろい名無し:2013/10/04 9:28:44
いい姉を持ったな大事にしろよ