大事なのは意思を伝える気持ち
今年親父が定年退職した。
親父は退職金で今まで一度も行ったことが無かった海外へ行こうと言い出した。
5月の初めに家族そろってカリフォルニアに行った。
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私や妹は多少英語の能力があるし、母は主婦の英語教室に通っており、多少の会話用英語は使える。
親父は津軽弁しか話せない。
旅行自体は親父以外の者が対応できるから問題は無いが、滞在日数が過ぎるに連れ、親父は口を開かなくなっていた。
そしてレストランでの事。母の注文に続いて親父が「わさも。」と母に向かって言った。
すると何故かボーイはメニューにメモをすると奥へ引っ込んでしまった。
親父の注文はまだ済んでいないはず、そう思っていると注文したメニューを運んできた。
メニューは母が頼んだものが二人分。
なんと津軽弁の「わさも。」がこの外国の地で通じたのだ。
同じ家族ですら意味がわからなくなるような場合もあるのに、それだけに衝撃的だった。
それから先、親父は母だけでなく私や妹のメニューのあとに付け加えて「わさも。」と言う。
父も活気を取り戻し、楽しい旅行になった。
津軽弁が通じた秘密。
それは多分「once more」に似ていたからだろう。本来は誤用だ。
一目で日本人とわかる家族だったから、現地の人はそのように理解してくれたのだろう。
これがキッカケだった。津軽弁と身振り手振りだけで会話が通じることもあった。
大事なのは意思を伝える気持ちだと実感した旅行だった。
みんなの反応
2:面白い名無し:2014/08/13 16:09:26
学校で教える英語は主に学問する為のものだからな。大学なんかで論文書いたり読んだりする為の。だからこそALTとかの授業が別にある訳で…日常会話はまた別だよな
まぁネット上で海外の人とやり取りする時とかは受験英語も役に立ってるよ。下手くそな英語だけどなんとか通じる
3:面白い名無し:2019/06/11 21:57:09
空気を構成する物質についてとか流体力学とかみたいな科学的知識なんかなくても呼吸は出来る、ってのと似たようなもんだと思ってる
要望があったのでコメント欄にトリップ機能をつけてみました。詳細はこちら。
1:体型だけくまモン:2013/08/20 21:05:39
学校に「英単語とか英文法とかさっぱりわからんwww」っていう友達がいて、英語のテストは悪いけど、外人と普通に英語で会話できるやつがいる。
希な例だとは思うけど、やっぱり英語を話せるようになるためには、英単語とか英文法の前に「意思を伝える気持ち」が大事なんだろうな。
俺は難しい英単語をひたすら覚えて英文は読めるけど、全然話せないし聞けないという典型的なダメパターン。
英語を「勉強」という型にはめ、その型通りに喋ろうとするからダメなんだろうな。