日に日に進行していくばあちゃんの認知症
カテゴリー: 悲しい話
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79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/29(日) 17:20:08.77 ID:U4EZoPQ90
ばあちゃんのぼけは日に日に進行してゆき、次第に家族の顔もわからなくなった。
お袋のことは変わらず母ちゃんと呼んだが、それすらも自分の母親と思い込んでいるらしかった。
漏れと親父は、ばあちゃんと顔を合わせるたびに違う名前で呼ばれた。
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※「漏れ」とは2ちゃん語で『俺』という意味
あるとき漏れがお茶を運んでいくと、ばあちゃんは漏れに駐在さんご苦労様です、とお礼を言って話しはじめた。
「オラがちにも孫がいるんですけんど、病気したって見舞一つ来ねえですよ…
昔はばあちゃん、ばあちゃん、てよくなついてたのにねえ…」
そう言ってばあちゃんが枕の下から取り出した巾着袋には
お年玉袋の余りとハガキが一枚入っていて、よく見てみるとそれは
漏れが幼稚園の年少のとき敬老の日にばあちゃんに出したもので、
「ばあちゃんいつまでもげんきでね」なんてヘタクソな字で書いてあったものだから、
漏れはなんだか悔しくて悔しくて、部屋を出た後メチャクチャに泣いた。
みんなの反応
2:面白い名無し:2017/10/31 22:49:48
年少で文字書けるのスゲー
3:面白い名無し:2023/04/29 5:17:31
※2 5年くらい前のコメントだとしても、今の日本で4歳(年少)でひらがな書けないとか逆に怖い。
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1:たぬき:2016/02/13 3:39:43
昔お婆ちゃんが入院することになって強い点滴を打って、一時期ボケみたいに誰が誰か認識出来なくなってしまった
別の人の名前を呼ばれたり、「誰?」って聞かれた時のショックはとても大きかった
全く知らない人が目の前に居るみたいだった
孫である自分でもショックは大きかったから、息子であるお父さんはもっとショックだっただろうな…
まあ、今は退院して誰かは認識できるけど、もう歳なのか点滴の後遺症なのかボケが始まっている
鍋の火を消し忘れたりするから怖い…
自分の親もいつかああなって仕舞うのだろうか…こわいな
長文すみません