あの日から、俺は神も仏も信じられなくなった

カテゴリー: 悲しい話
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俺が小3の時、ガンを患っていた母が亡くなった。
それから父は、俺と当時2歳だった妹の世話をすることになった。
慣れない家事と仕事の両立に父は懸命だった。

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当然遊び盛りだった俺も否応なく、家の事を手伝わせられた。
なぜ母を奪ったのかと、ずっと己の不幸を呪い、この世に神様はいないと天を恨んだ。

やがて幼かった妹にも手がかからなくなり、俺は高校へ進んだ。
学費はバイトを始めることで何とかなった。

ところが妹も小学校の高学年に進み、胸が膨らみ始めた。
これまで恥を忍んで妹の下着を買って来た父も、ブラジャーなど買ったことがあるはずもなく、途方にくれていた。
そんな時、俺にバイト先で知り合った彼女ができた。
事情を話すと、彼女は妹と一緒に下着を買いに行ったり、生理用品の事などなにかと妹の面倒を見てくれた。

当初戸惑っていた妹も、やがて彼女を実の姉のように慕うようになった。
彼女が遊びに来て4人で食事をしていた時、母が死んで以来やめていた酒を父が久しぶりに飲んで酔っていたのをはっきり憶えている。

俺は亡くなった母が彼女と俺を引き合わせてくれたのかと、神様に深く感謝した。
母がいないことをのぞいて、やっと普通の家庭とはこんなものなのかと思える日々が訪れた。
そして社会人となった俺は彼女と結婚した。父と妹も、もちろん祝福してくれた。

父は定年退職したが、子会社のちょっとした役職で再雇用して貰えたと嬉しそうに話していた。
そんなある日、高校生になっていた妹が突然交通事故で死んだ。

葬式の数日後、父は会社に辞表を出し、俺は悲しみで何をする気力もなかった。
妻は父と俺のそんな気持ちを察してか、妹の遺品を全て処分しようとした。
そんな妻も妹のタンスから最初に買ってやったブラジャーを見つけて泣き崩れた。

あの日から、俺は神も仏も信じられなくなった。

みんなの反応

1:ナイス:2013/12/09 15:09:19

悪い奴等は長生きして 良い人は長生き出来ないのかなって考えてしまう、、
可愛い妹さんだったでしょうね

2:らら:2014/04/04 2:33:56

悲しい体験をしたなら、次は、それを根にして、花を咲かせるんです!!

難しいでしょうが、そんなに、妻、妹、父、母を愛せた心のきれいなあなたならできると思います。

ゆっくりでいんです。

ゆっくりゆっくり成長して、花を咲かしてください。

3:らら:2014/04/04 2:34:26

応援してますよ

4:面白い名無し:2014/04/04 3:08:10

不毛の地では花は決して咲かない。

5:面白い名無し:2014/05/08 0:48:24

悲しいが※4が真実
俺が仕事頑張って、生活費削って、それで育毛してるのに髪が全然生えない
自分からスキンヘッドにしてるDQNを見ると、この世には髪も仏も、俺にとっては存在しないんだなって思うよ

6:面白い名無し:2014/05/25 0:16:51

ブラジャーはぁはぁ

7:らら:2014/05/25 0:47:38

※6

KYは、KYで、おとなしくしててください

8:白い鹿:2015/04/21 18:31:33

※5 そうやって苦労するから毛が抜けるのでは?でも苦労っていいことですよー。
あと、神と髪上手い。

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