語学力を自慢するいとこの嫁 vs 軍の諜報員だった祖父

カテゴリー: すっきりする話
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留学経験を鼻にかけ、「日本語しか喋れない人間とは話をしたくない」が口癖のいとこの嫁。

この間の法事の際、長らく入院していた祖父が退院して久しぶりに皆と顔を会わせる事になった。
初対面の祖父の前で、いつもの調子で親戚たちにいかに自分の語学力が優れてるかを説くバカ嫁。

輪の外で聞いていた祖父だが、やがて山陰なまりのおだやかな口調で
「そうかそうか、それじゃわしとちょっと話しようか?」

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いきなり訳の分からない言葉でしゃべり出す祖父。
バカ嫁ポカーン

「ドイツ語だ、遠くから大変だったなって言うたんだが、分からんかったか?」

また別の言葉でしゃべり出す祖父。
バカ嫁あわあわし出す。

「スペイン語だ、こっちは寒くて大変だろうって言うたんだ。」

さらに別の言葉でしゃべる祖父。
バカ嫁真っ赤になって完全に沈黙。

「中国語だ、となりの国の言葉も知らんのかって言うたんだ。」


このジイさん、大戦中は軍の諜報員として活躍していた人物なのだ。
俺を含めた親戚全員はその事を知っていた為、ニヤニヤしながら事の次第を見守っていた。
バカ嫁はいとこのいる離れに逃げ込み、以後帰って来る事はなかった。

みんなの反応

1:面白い名無し:2014/05/07 23:10:10

中国語もか
戦時中なら広東語かな
今は北京語が主流だけど

2:国民:2015/05/01 20:11:57

祖父すげーな

3:面白い名無し:2015/08/06 14:24:09

じいちゃん、すごい!(◎_◎;)

4:お気の毒な名無し:2019/08/23 12:22:29

※1
両方出来ないと商売にならないと思う
租界辺りで活躍してたのかな

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