【参考】アッガイ

もう大昔、中学一年の頃にさ、一人だけ普通に話してくれる女の子がいたんだよ。
まぁ外見はアッガイだったけどさ

そんでさ、お決まりの２月１４日、そうバレンタインデー
まぁ当然誰からもチョコなんてもらえるはずないんだけど、その時ばかりは期待しちゃったのよ、義理チョコくらいはくれるんじゃないかって。

で、当日いつもらえるのかドキドキしながら放課後まで待っていたわけ。
他にもう誰もいなくなった教室に一人待っていると、その子が教室に入ってきたんだ。

「今こそもらえるんじゃ！？」と期待に胸膨らませて色々想像しちゃったりしたわけよ。
「実は本命なんじゃないか？」とか「ホワイトデーのお返しはどうしよう？」とか

で、実はただカバン取りに戻ってきただけのその子に聞いちゃったんだよ
俺「ホ、ホ、ホ、ホワイトデーのお返しは何がいい？」
女「は？何の話、そりゃ今日はバレンタインだけどあんたにチョコ上げるなんて一言でも言った？」

もうね翌日から暫く学校行きたくなかったよ